電気工事施工管理技士とは?メリットや試験について解説!

資格電気工事施工管理技士
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よーすけ
よーすけ

電気工事施工管理技士ってどんな資格?

しばでん
しばでん

施工管理、つまり工事の現場監督のことだね。

その知識や経験を持っていることを証明する資格といえるよ。

よーすけ
よーすけ

現場監督をやるにはこの資格が必要ということ?

しばでん
しばでん

いや、現場監督して現場に入るための資格は色々とあって、

必ずしもこの資格でないといけないわけはないよ。

ただ、この資格があると会社にとってメリットがあるといえるね。

  電気工事施工管理技士ってどんな資格?

  資格取得にはどんなメリットがある?

  試験の内容や難易度は?

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1.電気工事施工管理技士とは?

(1)建設業法で定められている国家資格

施工管理技士は、建設業法27条に検定試験について定められています。「施工技術の向上を図るため」に検定を行う、とされています。

また、建設業法は第一条にその目的として、以下のように記載しています。

建設業法の目的

① 建設業を営む者の資質の向上

② 建設工事の請負契約の適正化

③ 建設工事の適正な施工を確保し、発注者を保護する

④ 建設業の健全な発達を促進することで福祉の増進に寄与する

施工管理技士とは、上記の建設業法の目的に沿っているか、確かな資質を持っているかの証明と言うことができます。

そしてこの施工管理技士は7種目あり、その1つが電気工事施工管理技士です。それぞれ1級と2級に区分されています。

(2)建設現場の主任技術者・監理技術者になれる

建設現場にはその施工の技術上の管理をするため、主任技術者監理技術者とする人を置くことが義務付けられています。(建設業法第25条)

また、建設業の許可を得るためには、その営業所に選任の技術者を置かなければなりません。

これらの職に就くためにはいろいろな条件があるのですが、そのひとつがこの「施工管理技士」の資格を持っていることです。

(3)1級と2級の違いは?

1級と2級の違いは携わることのできる工事の規模です。

2級は一般建設業(下請けとの契約金額4,500円未満)の場合、主任技術者となることができます。一方、1級であれば特定建設業(下請けとの契約金額4,500万円以上)の場合でも、主任技術者や監理技術者に選任されることができます。

電気工事業の場合、ここまでを表にまとめると、以下の通りです。

建設業法 技術者の必要条件
表中の年数は資格取得後の必要な実務経験年数を意味します。
*1 建設・総合技術監理(建設)、建設「鋼構造及びコンクリート」・総合技術監理(建設「鋼構造及びコンクリート」)、
電気電子・総合技術監理(電気電子)
*2 大卒3年以上、高卒5年以上、その他10年以上


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2.施工管理技士には、どんなメリットが?

(1)就職に有利

前述のように、施工管理技士の資格は建設業法の目的に沿っているか、確かな資質を持っているかの証明となります。

建設業の企業にとって、この資格を持っているかいないかでは、信用の面で差がつくと思います。

また、施工管理技士の資格を持った社員を抱えることは、企業にとって利点があります。それが経審(経営事項審査)というものです。これは、国や自治体などが企業を評価する制度です。

この経審の技術力の判定に、社員が保持している資格の種類や資格者の人数が関係しているのです。

つまり、より上位の資格を保持している社員を多く抱えていれば、その企業は高く評価され、参加できる入札案件が増える可能性があります。

全体の点数から見ればあまり大きい影響ではないかもしれませんが、この点からも、電気工事施工管理技士の資格は就職に有利に働くといえると思います。

(2)業務で役立つ

建設業許可を得ている会社であれば、主任技術者や監理技術者を選任する必要があります。

あなたが施工管理技士の資格を取得していれば、建設工事の主任技術者や監理技術者になることができます。特に監理技術者は兼任することは禁じられていますので、1級を取得していれば業務に役立つことでしょう。

検定受験のために学んだ知識も、実際の現場で活用することができると思います。

(3)収入アップにつながる

建設業の会社では、資格手当を実施しているところもあります。

第二種電気工事士や消防設備士と比較すると、難易度の高い試験ですので、より多く手当がもらえるかもしれません。

ちなみに、電気工事施工管理技士の平均年収は496万円(※1)ということで、国税庁の発表している国民の平均年収458万円よりはやや高くなっています

求人サイトなどで調べると、施工管理の職種は未経験者というより管理職レベルの求人が多めで、その分給与面の待遇は良さそうに思います。

※1 https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/ 求人ボックス 2023年1月9日時点の情報となります。

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3.試験内容について

(1)1級電気工事施工管理技術検定

1級 第一次検定
試験日令和8年度:2026年7月12日(日)
解答方法マークシート式(4択・5択問題)
問題数午前の部57問中31問選択
午後の部35問中29問選択
配点1問1点 60点満点
試験時間午前の部2時間30分
午後の部2時間
合格ライン全体で正答率60%以上
施工管理法(6問中6問必須)で50%以上
*合格ラインは年度によって多少異なる場合があります。
受験手数料15,800円
1級 第二次検定
試験日令和8年度:2026年10月18日(日)
解答方法記述式・マークシート式(5択問題)
問題数5問(記述式3問・マークシート式2問)
配点非公開
試験時間3時間
合格ライン正答率60%以上
*合格ラインは年度によって多少異なる場合があります。
受験手数料15,800円
*一次・二次同時受験の場合は一次受験時のみ

(2)2級電気工事施工管理技術検定

2級 第一次検定
試験日
(年2回)
令和8年度
前期
2026年6月14日(日)
令和8年度
後期
2026年11月8日(日)
解答方法マークシート式(4択・5択問題)
問題数64問中40問選択
配点1問1点 40点満点
試験時間2時間30分
合格ライン全体で正答率60%以上
*合格ラインは年度によって多少異なる場合があります。
受験手数料15,800円(第一次・第二次(同日受検))
*どちらか一方の場合は7,900円
2級 第二次検定
試験日
令和8年度
後期
2026年11月8日(日) *第二次検定は後期のみ
解答方法記述式・マークシート式(4択問題)
問題数64問中40問選択
配点非公開
試験時間2時間
合格ライン正答率60%以上
*合格ラインは年度によって多少異なる場合があります。
受験手数料15,800円(第一次・第二次(同日受検))
*どちらか一方の場合は7,900円

※同日実施で受験した場合で、第一次検定で合格基準に達しなかった場合、第二次検定は採点されません。

当記事に記載している情報は一般財団法人 建設業振興基金の施工管理技術検定 令和5年度 受験の手引を参考にしております。
外部リンク:https://www.fcip-shiken.jp/index.html

試験内容はたびたび変更されており、令和6年度からは1級、2級ともに一次試験の範囲に「能力」という分野が追加されます。施工の管理を行うために必要な能力を問う問題のようです。

第二次検定では「知識」という分野が追加されます。監理技術者又は主任技術者として、施工の管理を行うために必要な知識を問う問題とのことです。

最新のテキストや問題集を活用して対策することが重要になってくると思われます。

(3)受験条件は?

・1級電気工事施工管理技術検定
区分学歴または資格実務経験年数
指定学科指定学科以外
大学、専門学校の「高度専門士」卒業後3年以上卒業後4年6ヶ月以上
短期大学、高等専門学校(5年制)、専門学校の「専門士」卒業後5年以上卒業後7年6ヶ月以上
高等学校、中等教育学校(中高一貫校)、専門学校の専門課程卒業後10年以上※1、※2卒業後11年6ヶ月以上※2
その他(学歴問わず)15年以上
第一種、第二種又は第3種電気主任技術者免状の交付を受けた者6年以上
第一種電気工事士免状の交付を受けた者実務経験年巣は問わず
2級電気工事施工技術検定第二次検定※合格者
(※令和2年度までは実地試験)
合格後5年以上※1※2
2級電気工事施工管理技術検定
第二次検定※合格後、
実務経験が5年未満の者
(令和2年度までは実地試験)
短期大学、高等専門学校(5年制)、専門学校の「専門士」上記イの区分参照卒業後9年以上※2
高等学校、中等教育学校(中高一貫校)、専門学校の専門課程卒業後9年以上※2卒業後10年6ヶ月以上※2
【注】区分ホの受験資格は、第一次検定のみ受験可能です。この区分で受験申請した場合、第一次検定合格後、今年度の第二次検定を受験することができません。
2級電気工事施工管理技術検定
第二次検定※合格者
(令和2年度までは実地試験)
実務経験は問わず
※1 主任技術者の要件を満たし、専任の監理技術者が必要な工事に配置され、監理技術者の指導を受けた2年以上の実務経験を有す場合、表中※1印がついている実務経験年数を2年短縮が可能。(詳細は「 受検の手引」P.13.6を参照)
※2 指導監督的実務経験として「専任の主任技術者」を1年以上経験した場合、表中※2印がついている実務経験年数を2年短縮可能。(詳細は「 受検の手引」P.14.7を参照)

一般財団法人 建設業振興基金の施工管理技術検定 令和5年度 受験の手引を参考に作成
・2級電気工事施工管理技術検定
区分最終学歴または資格実務経験
指定学科卒業指定学科以外卒業
大学
専門学校の「高度専門士」
卒業後1年以上卒業後1年6か月以上
短期大学
5年制高等専門学校
専門学校の「専門士」
卒業後2年以上卒業後3年以上
高等学校
専門学校の「専門課程」
卒業後3年以上卒業後4年6ヶ月以上
その他(最終学歴問わず)8年以上
電気事業法による第一種、第二種または第三種電気主任技術者免状の交付を受けた者1年以上
(交付後ではなく、通算の実務経験年数として)
電気工事士法による第一種電気工事士免状の交付を受けた者実務経験年数は問いません
電気工事士法による第二種電気工事士免状の交付を受けた者
(旧・電気工事士を含む)
1年以上
(交付後ではなく、通算の実務経験年数として)
一般財団法人 建設業振興基金の施工管理技術検定 令和5年度 受験の手引を参考に作成

・【注意】令和6年度から受験資格要件が改定

受験条件は令和6年度検定より改定がありました。ただし、現行の条件は令和10年度まで有効とのことです。

1級についても第一次検定の受験要件が緩和されます。

第一次検定第二次検定
1級年度末時点での年齢が19歳以上1級第一次検定合格後、特定実務経験(※)1年を含む実務経験3年
1級第一次検定合格後、
・特定実務経験(1年)を含む実務経験の場合は3年
・監理技術者補佐としての実務経験の場合は1年
・その他の実務経験についての場合は5年
2級第二次検定合格後、(かつ1級第一次検定合格)
・実務経験5年以上
・特定実務経験(※) 1年以上を含む実務経験3年以上
2級年度末時点での年齢が17歳以上第一次検定合格後、実務経験3年
1級第一次検定合格後、実務経験1年
※特定実務経験とは、請負金額4,500万円(建築一式工事は7,000万円)以上の建設工事において、監理技術者・主任技術者(監理技術者資格者証を有する者に限る)の指導の下、または自ら監理技術者・主任技術者として行った経験

国土交通省 令和6年度以降の技術検定制度概要(改正概要)をもとに作成

また、資格による受験資格要件も変更になるようです。

ここで重要な点としては、これまでは第一種電気工事士の免状があれば実務経験は不問だったのですが、今後は施工管理の実務経験を証明しなければならなくなるようです。

検定種類受験条件
1級第二次検定第一種電気工事士試験合格後、または免状交付後、実務経験5年(特定実務経験(※)1年を含む場合3年)以上 
(別途1級第一次検定に合格が必要)
2級第二次検定電気工事士試験または電気主任技術者試験の合格後または免状交付後、実務経験1年以上
(別途1級または2級第一次検定に合格が必要)
※特定実務経験とは、請負金額4,500万円(建築一式工事は7,000万円)以上の建設工事において、監理技術者・主任技術者(監理技術者資格者証を有する者に限る)の指導の下、または自ら監理技術者・主任技術者として行った経験

国土交通省 令和6年度以降の技術検定制度概要(改正概要)をもとに作成

情報が変わる可能性もあるため、正式に施工管理技術検定の受験の手引が発表された際は確認した方が良いでしょう。

電気工事士資格については、こちらの記事をご覧ください。

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4.電気工事施工管理技術検定の難易度は?

過去の受験者数と合格者数のデータを調べてみました。

まず1級はどうかというと、近年では第一次検定が40%前後、第二次検定が50%前後と、第一次検定の難易度が高めのようです。

1級電気工事施工管理技技術検定 合格率の推移
試験実施機関(財団法人 建設業振興基金)の公表データより作成
学科試験・実地試験は令和3年度よりそれぞれ第一次検定・第二次検定と名称変更しました。

2級については、第一次検定が50%前後、第二次検定が60%前後と、こちらも第一次検定の難易度が高めでしたが、近年ではどちらも50%前後となっています。。

2級電気工事施工管理技技術検定 合格率の推移
試験実施機関(財団法人 建設業振興基金)の公表データより作成
学科試験・実地試験は令和3年度よりそれぞれ第一次検定・第二次検定と名称変更しました。

(※)第一次検定には第一次検定(旧:学科試験)のみ受験の受験者数・合格者数を含みます。

第二次検定の方が合格率が高いのは、第一次検定を通過できるくらい対策をしっかりしているからと考えられます。

第一次検定にしても、対策が不十分な人もいるなかでのこの合格率は、対策をしていれば十分合格が狙える試験だとも言えます。

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(5)この記事のまとめ

以上のように、電気工事施工管理技士は実務でもキャリアアップでも活用できる国家資格と言えます。

ほかの電気系資格と比較すると、年度によって変更があったり、情報が不足していたりしますが、挑戦する価値はあると思います。

この記事の内容が少しでも役立つと幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

電気工事施工管理技士とは・・・

 建設現場の管理をするのに必要なスキルを証明することができる国家資格

 業務上での活用のほか、転職や収入アップが狙える

 合格率は50~60%と、対策次第では難易度は高くない